2014年8月15日
今日は,69回目の終戦記念日です。
私の親族には,戦地で病死した者がおり,
祖母は存命中,その戦病死した人の話をよくしておりました。
もちろん,私自身は戦後だいぶ経ってからの生まれですので,
第二次世界大戦当時のことを生で知ってはいませんが,
上記の次第で,戦争の話は決して遠いものではありませんでした。
正午,時報に合わせて黙祷しました。
先日,所用があって広島に行ってきましたが,
広島の平和記念公園にある原爆死没者慰霊碑には,
「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」
と刻まれています。
戦没者が安らかに眠れるようにするためにも,
未来を担う子どもたちのためにも,
もちろん,今を生きる私たちのためにも,
戦争という過ちを繰り返さないことが我々の使命だと思います。
平成26年 8月15日 弁護士 富塚 浩之
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2014年8月12日
今日で,あの日航ジャンボ機墜落事故から29年になります。
当時は,毎夏,親の実家に飛行機で遊びに行っておりましたので,
「飛行機が墜落するんだ!」
と,子どもながらに非常にショックを受けたのを覚えています。
犠牲者520名という数も忘れられません。
昨今,世界レベルで飛行機に関する事件・事故が相次いでいます。
この事故で亡くなられた方々は,
30年近く経ってもなお空の安全が確保されていないことを,
どのような想いで見ておられるのでしょうか。
日本でも世界でも,
同じような事故が,あるいは,空の安全を脅かすような事件が,
二度と起こらないように願いたいものです。
平成26年 8月12日 弁護士 富塚 浩之
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2014年8月7日
2014年5月20日
パソコンの遠隔操作などにより
男性が威力業務妨害罪などに問われている事件。
昨日もこの件で記事を投稿しましたが,その続きです。
一時,連絡が取れなくなっていた男性が,
弁護士に連絡し,自分が真犯人であることを認めた,
とのことです。
検察庁が請求していた保釈の取消が認められ,
男性は,訪れていた弁護士の事務所から,
再び身体拘束されるに至ったようです。
あまりの急展開に,正直,驚いているところです。
事実は小説よりも奇なり,とはよく言ったものです。
刑事弁護の難しさをあらためて考えさせられました。
被告人である男性が真犯人だと認めたと言っても,
裁判が継続中ですので,
まだ解決したわけではありません。
引き続き裁判の行方を注視する必要があると思います。
また,このような事が起こったからと言って,
「疑わしきは罰せず」
という刑事訴訟の本質が変えられてはいけません。
他の刑事事件において冤罪が発生しないように
注意しなければならないことに変わりはありません。
平成26年 5月20日 弁護士 富塚 浩之
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2014年5月19日
パソコンの遠隔操作などにより
男性が威力業務妨害罪などに問われている事件。
本年3月4日及び5日に,この件に関する記事を投稿しました。
その後,裁判の様子は,一部で報道などされていましたが,
今日になって動きがありました。
去る16日,男性が裁判に出廷していた時間に
真犯人からとされるメールが
報道各社に届いていたのですが,
このメールを送っていたのは実は男性自身である,
警察官が,男性が河川敷に何かを埋めるのを目撃し,
掘り返したところ携帯電話が出てきた,
という話に発展してきたのです。
検察庁は,裁判所に,男性の保釈の取消を請求したようです。
真偽のほどはよく分かりませんが,
あまりにも出来すぎている話のようにも思えます。
男性の行動を警察官が目撃したとのことですが,
偶然通りかかった警察官が見たのでしょうか。
いや,恐らくは,男性の行動を監視していたのでしょう。
もし,これが偶然だというのなら,それこそ出来すぎです。
各種メディアは,警察情報を右から左へ流し,
上記のメールを送ったのが男性自身であると
決まったかのように読める報道をしていますが,
もう少し冷静に事態の成り行きを見守る必要があるでしょう。
この件に限らずですが,犯罪の捜査は必要ですし,
事件の解決に取り組む警察官の姿勢には敬意を表しますが,
一歩誤れば冤罪を生む可能性があり,
誰もが冤罪の被害者になり得ることを
あらためて意識することが大切だと思います。
平成26年 5月19日 弁護士 富塚 浩之
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2014年5月15日
信楽高原鉄道事故から23年となった昨日14日,
事故現場近くで追悼式が行われました。
この事故は,平成3年5月14日,
現在の滋賀県甲賀市内の信楽高原鉄道線路上において,
信楽高原鉄道の列車とJR西日本の列車が正面衝突し,
死者42人,負傷者628人が出たという大事故です。
当時,私は中学生で,関東地方に住んでおりましたが,
多数の死傷者が出た大規模な事故ということで
大々的に報道されていたのを記憶しております。
一度,信楽高原鉄道に乗り,
また,慰霊碑を訪れてみたいと思っておりましたが,
現在は,昨年の台風による被害のため全面運休しております。
事故の教訓を忘れることなく安全に,
かつ,沿線住民のために一刻も早く,
復旧作業を行い,運転を再開して欲しいと思います。
平成26年 5月15日 弁護士 富塚 浩之
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2014年4月15日
今回も,いわゆるSTAP細胞をめぐる論文について。
前回記事を投稿した時は,
「ユニットリーダーが明後日記者会見する」
という状況でしたが,
気がつけば,ユニットリーダーの記者会見について,
様々な意見や感想が日々流されています。
明日には,主要な共著者が記者会見するとのこと。
どのような事を語るのか注目すべきではありますが,
ユニットリーダー会見後のように
ニュースが記者会見の話で溢れかえる,
というのは避けて欲しいと思います。
日本でも,世界でも,
もっと重要な事が起きていると思うので・・・
平成26年 4月15日 弁護士 富塚 浩之
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2014年4月7日
いわゆるSTAP細胞をめぐる論文について,
捏造やら盗用やらという疑惑が世間を賑わせています。
先日は,理化学研究所の調査委員会が記者会見を行い,
翌日のテレビはトップニュースでその内容を伝えておりました。
今日になってからでしょうか,
STAP細胞研究のユニットリーダーが
4月9日に会見を開くとの報道がなされ,
ますます注目を集めそうです。
この件について,個人的には余り強い関心を持っていませんが,
理化学研究所調査委員会の会見が行われた後,
「結局,STAP細胞は存在するのかどうかについて,
記者は鋭く追及したが,調査委はかわしつづけた」
という趣旨の記事を目にした時には,違和感を覚えました。
それが分かれば,誰も苦労はしないのに・・・
もともと,STAP細胞についてマスコミが持ち上げた時から,
よく分からないこともあって関心が薄かったのですが,
上記の記事を読むと,強い関心を持たなかったことは,
結果的によかったと思います。
9日に記者会見が実現するとして,
ユニットリーダーの話は当然注目されるところですが,
記者達がどのような質問をしたのかについても,
我々視聴者が注意しておく必要があると思います。
平成26年 4月 7日 弁護士 富塚 浩之
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2014年4月2日
2014年3月31日
今月27日に,袴田事件の再審開始決定について書きました。
この決定に対して,静岡地方検察庁は,即時抗告という手続を執ったとのことです。
即時抗告とは,平たく言えば不服申立のことです。
これにより,東京高等裁判所が再審を開始するかどうかを判断することになります。
再審開始決定が出た後,
検察OBの一部の方々が,即時抗告すべきだ,
あるいは,検察庁は即時抗告するだろう,
という意見や見通しを述べておられましたが,
不幸にもその通りになってしまいました。
予想されたことではありますが,
個人的には,「この事件なら,あるいは・・・」と
検察庁による即時抗告断念を少しだけ期待していただけに,
年度末に大変残念な報道が出たなあ,という気持ちです。
引き続き,この事件の推移を見守っていきたいと思います。
平成26年 3月31日 弁護士 富塚 浩之
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石山法律事務所
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