2019年6月11日
大津市内に事務所があることから,訴訟事件や調停事件は,
大津地方裁判所,大津家庭裁判所,大津簡易裁判所の
いずれかの事件であることが多いです。
刑事訴訟の公判期日や民事訴訟の口頭弁論期日のように,
公開の法廷で行われる手続については,誰でも自由に傍聴できますが,
事件関係者やマスコミ関係者以外で傍聴する人は必ずしも多くなく,
大津の裁判所は人が少ない,という印象です。
しかし,世間の耳目を集める事件の手続が開催されると,
上記のような大津の裁判所といえども様相が一変します。
・傍聴券を求めて長蛇の列ができる。
・駐車場は車と人でいっぱい。
・普段見かけない職員の方が建物や敷地の出入口に多数立っている。
・敷地の出入口にマスコミのカメラが集まっている。
などなど。
先日,ある手続のため,裁判所を訪れたところ,
その日は傍聴券の抽選を行うほどの事件の裁判が開催されていました。
ちょうど,法廷への入室が始まるタイミングで,
私は担当する手続の関係でその法廷の近くにおりましたので,
多数の傍聴人が法廷に入っていくのを目の当たりにしました。
なかなか傍聴人の列は途切れず,
「あの法廷って,けっこう傍聴席があるんだなあ」
などと思ったりしました。
また,基本的に,裁判の手続は平日の昼間にしか開かれませんので,
「よく平日の昼間に,これだけ人が集まるなあ」
とも思いました。
司法の世界に関心があろうとなかろうと,
人生で一回くらいは裁判の傍聴をしてみてもいいのではないかと考えます。
なので,たくさんの傍聴人が裁判の手続を見ること自体は歓迎です。
が,人が集まりすぎて,駐車場が閉鎖されてしまうのには参りました・・・
裁判所の敷地が必ずしも広くないので,仕方が無いのですが。
令和元年6月11日 石山法律事務所 弁護士 富塚浩之